おとなは鏡

昔から「親の背中を見て育つ」と言われています。

 

この言葉は、仕事や生活において憧れを持つ人の姿を見て成長する子どもの育ち方を表しています。

これは、子どもが放置されることを意味するわけではなく、おとなの行動や姿勢が子どもに大きな影響を与えるということを示しています。

 

私たちおとなは、日常生活で子どもたちに見られています。親だけでなく、知り合いのおとなたちも子どもたちの目に映り、その行動や態度が子どもたちにとっての見本になります。おとながどのように過ごし、何に情熱を注いでいるのかは、子どもたちの興味や関心にも影響を与えます。

 

ただし、見られるために生きる必要はありません。それでも、おとなの姿を通じて子どもたちは多くのことを学びます。おとなが幸せそうな顔、楽しそうな顔、夢中になっている顔を見せることで、子どもたちの自発性は高まるのです。子どもたちは、おとなが何かに熱中している姿を見て「すごい！」と感じ、その姿に憧れを抱きます。

そのため、私たちおとなはただ指導するだけではなく、自らが楽しみ、挑戦し、成長している姿を見せることが重要です。それが子どもたちのモチベーションを高め、彼ら自身が何かを見つけ、挑戦するきっかけとなるのです。

具体例として、アートがあります。おとながアートを通じて楽しむ姿を見せることは、子どもたちにとって大きな影響を与えます。私たちのシェアアトリエ「asis」では、おとながアートに夢中になり、自分を表現する姿を見せることで、子どもたちが「すごい！」と感じ、自分も挑戦してみたいと思うような環境を提供しています。

asisでは、誰でも自己表現を楽しむことができ、様々な表現技法に対応した場所を提供しています。おとなたちが新しい経験を通じて可能性を広げ、その姿を子どもたちに見せることで、子どもたちは自分も何かに挑戦したいという気持ちを抱くでしょう。

 

私たちのアトリエでは、親子で参加できるワークショップも開催しています。おとなが楽しみながら学び、成長する姿を子どもたちに見せることで、子どもたちも自然とアートに興味を持ち、自分自身を表現することの楽しさを感じることができます。

また、おとながアートを通じて交流し、多くの価値観に触れることで、子どもたちもその姿を見て多様な視点を持つことができます。asisは、表現が集まる場所として、多くの価値観の発見と交流を促進しています。

 

このように、おとなが楽しみ、挑戦し、成長する姿を子どもたちに見せることは、彼らの成長に大きな影響を与えます。私たちおとなが自分自身を楽しみながら表現する姿を見せることで、子どもたちも「すごい！」と感じ、自分自身の可能性を広げていくでしょう。asisでは、そんな環境づくりを目指しています。